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父の小話



ある日の夕食時、父がカレーを口いっぱい頬張りながら娘に言った。

父『ほーいえばこのあいら、ふはに会ってよほ』
娘『ふーん…』



娘『なななんですと!?』

知り合いにばったり会ったくらいのテンションだったので、思わず聞き流しそうになった娘。
カレーが冷めてゆくのも気にせず、事の真相を詳しく聞くことにした。



その日、父は芽を連れ、家から少し離れた場所の川原沿いを散歩していた。
前を行く人は誰もおらず、後ろにはベビーカーを押す女性のみ。秋風が心地よい昼下がり、のんびりと歩いていたその時。
前方遠くから、黒い物体がこちらへ向かって来るのが見えた。芽が興奮し出したので、犬をフリーにさせているのかと、危険回避のため、リードを短く持って構えた。
ところが。
(何かヘンだ…)
迷いもなくこちらへ向かってくるその黒い犬の信じられない大きさに驚いた父。
次の瞬間、












父『奥さん!ウマだ!ウマが来るぞ!』
奥『キャー!ウソーッ!』


ベビーカーと奥さんを庇いながら、歩道の隅に退避したその横を、悠然と走る馬一頭。
あまりの突然の出来事に、しばし呆然とする2人。



父『ウマ…、でしたよね?』
奥『そ、そうでしたね』

たてがみをなびかせて去ってゆく馬を見送っていると、今度は人間が2人、全速力で向かってきた。
ニンジンを持って。
2人は馬以外目に入っていないらしく、父の方には目もくれず、必死の形相で馬を追いかけて行った。



父『馬主…、ですかね?』
奥『そ、そのようですね』

ニンジン片手にバトンリレーの練習でもしているのかとも映る滑稽な姿に失笑し、怖かったですねホント驚きましたなと一時の安堵もつかの間

 注)画像は全てイメージです。

父『奥さん!またウマだ!』
奥『キャー!ウソー!』


ニンジンの誘導作戦も効果がなかったようで、Uターンして戻ってくる馬、その後ろからはやはり全速力の馬主が2人。
「いやもうホント大丈夫ですから~!」と父に言い置き、後を追う馬主ら。
誰がどう見ても大丈夫じゃない光景を前に、警察に連絡するか悩んだものの、面倒な事に巻き込まれたくないと、怖かったですねホント驚きましたなとそのまま父は奥さんとの芽との散歩の続きを楽しんだという。

後日、新聞等では報道されていなかったので、無事に馬は馬主の元に戻ったようです。





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| 父&芽日記 | 00:00 | comments:16 | trackbacks(-) | TOP↑

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青い目の美女

先日、我が家の裏のそこそこ緑地で、父が芽を連れて歩いていた時のこと。



若い父親に連れられた子供が、芽に興味を示して近づいてきた。
「さわってもいい?」と父に断りを入れ、芽の横にしゃがみ込み、ゆっくり手を差し出し、顔からではなく首や背中から撫で始めた。まるでお手本のような犬の触り方に感心し、ボクんちにも犬がいるのかねと尋ねると、一度も飼ったことはないという。



そしてふと子供が芽の目を見て「ママの目と同じ色だ」という言葉に、それは一体どういうことだと父が問うと、
「私の妻も、目の色が青いんですよ」
と、その子の父親が若干自慢げに父に声を掛けてきた。
「ほう、奥さんは外人さんかね」
興味あり気に答えるとその父親は振り返り、「ローザ!」と妻を呼んだ。



すると長身の金髪女性が駆け寄ってきて、芽を見るなり嬉しそうにこれまた慣れた手つきで撫で始めた。
ブルガリアからやってきたというその女性はかなりの犬好きのようで、熱心に芽の身体を見て、父に色々と話しかけてきた。

「毛並みがいいデスネ」
「うん、まあそれだけが自慢だ」(シャンプーもろくにしてないんだが)

「肉付きもいいデスネ」
「毎日しっかり散歩してるからよ」(オトコだと思ってんじゃねえだろな)

「歯がとてもキレイ!」
「お、おう、そうかい」(そんなに磨いてないんだが)

「お口も臭わないデスヨ」
「あんがとあんがと」(拾い食いしてなくてよかったわい)

と、まるで病院の先生に健康診断を受けているかのような会話をひとしきりした後、犬を飼ったことないのにあんた詳しいなと聞くと、



ロ「実はワタシ、動物のドクターなのデスヨ、ウフフ」

「ウフフじゃねえだろそれを早く言えってーの!」



注)画像はイメージです。

現在は名古屋の大学で研究生として勉強中というローザさん。
「いつかブルガリアに芽ちゃんと旅行に来てネ。お腹壊してもワタシが診てあげるから心配はノンよ♪」
と言われ、上機嫌で家路に着いた父の辞書に、社交辞令という文字はないようだ。

「しっかしローザはすげー美人だったぞあれこそまさに絶世の美女ってヤツだよいや~キレイだったホントにブルガリア最高!オマエもヨーグルト食ったらって無理か~無理に決まってるわなあはははは」





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| 父&芽日記 | 22:21 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑

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別荘公開

先場所の横綱の突然の不調でショックを受けて引きこもっている娘を哀れんだのか、父が「気分転換に別荘でも回るか」と車を飛ばしてくれたので、今回は遊びに来てくれる皆さまだけに特別に、我が家の所有する各地の別荘を紹介することにいたしますことよオーッホッホッホー!


まずはこちら、沖縄県は石垣島にある別荘。

サンゴ礁でも見て心を落ち着かせてやろうという父の計らいに感謝。

続いて、山形にある江戸時代に建てられた農家。

米沢牛でも食べて元気を出せという父の優しさに涙。

ちょっと足を伸ばして韓国の山村にある別荘。

韓流スターのペだかイだかに会えば気分も紛れるだろうという父の気使いにカムサハムニダ。


まさかネパールにも別荘があるなどとは

娘も今回初めて知り、父の偉大さに驚きを隠せませんナマステ。

極めつけはその昔、父がインディアンだった頃世話になったという村長に会いに行き

横綱朝青龍V奪回の踊りを披露していただけることと引きかえに


芽を捧げることが条件と聞き、丁重にお断はいもうやめますごめんなさーい!


ロケ地:半日もあれば世界が回れるお手軽ワールド



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| 父&芽日記 | 21:07 | comments:16 | trackbacks(-) | TOP↑

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サーカスなヒト


さて、お手軽ワールドを歩き回っていると、偶然にも芽の故郷にまつわるイベントが行われていた。


世界最北端のサーカス団による、その名もシベリアサーカス。
サーカスなど、小学生の頃に見た以来だったので、足を止めてしばし鑑賞することに。


初めのうちは技のひとつひとつに感嘆の声を上げたり、10代の若い団員らによる熱演に拍手を送ったりと楽しく見ていたのだが、延々と続く演目にアクビも出だし、写真を撮ることにも飽き、足元も冷えてきた。


芽もとっくに飽きてるようだし。


芽『このヒト見てたほうが飽きないよ』


…なぜかひとり、SMっぽい縛りでサーカスに夢中なオッサン。


さらにぐるぐる巻きになってるサーカスみたいなオッサン。

そしてお約束の



「プゥ~」

『くっさ~!』

あぁ、ホント飽きないよ、アンタたち。





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| 父&芽日記 | 22:44 | comments:11 | trackbacks(-) | TOP↑

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ノルウェーのマリ

先日、出先から家に戻ると、玄関に見覚えのない靴が置かれているのが目に入った。しかも女物の。

我が家は昔からあまりお客さんの来るような家ではなかったので、小さい頃は誰かが来ているのがわかると
「この方が今日からあなたの家庭教師をしてくださるのよ」とか
「今日からあなたのお世話をしてくれるお手伝いさんよ」とか
「実はこの人があなたの本当のパパなのよ」とか
瞬時に勝手な妄想が膨らみ、期待を胸にそっとドアを開けるのだが



「ほら、保険屋さんに挨拶なさい」とか
「あら、大きくなったわねェ」とか
「洗濯機、ついに壊れたのよ」とか
やはりたいした客が来るような家柄ではないのだと、改めて知る日々を送っていた。


さて、その見たことのないピンク色のスニーカーを目にし、友人が遊びにくる予定などなかったはずだがと、乱れた髪を整えながらドアを開けるとそこには



金髪の美女とオッサンがいた。
なんでぇぇぇえ??

「ちょうどよかった、マリにジュース出してやってくれ」
「オジャマシテマース」

この狭い家のどこにしまってあったのか、机の上に置いた大きな地球儀を前に、二人は電子辞書を覗き込みながら仲良く談笑している。

ジュースはいいが、ちょっと待て。どういうことでこうなったのか、娘に簡潔に説明してくれないかと聞いたところ、父がそこそこ緑地を芽と散歩中にマリちゃんと出会ってそのまま家に連れてきたってねえちょっといいかな簡潔だけどこれって軽く犯罪じゃないのかな誘拐だよね拉致と言ってもいいし監禁でもあるよねって何してるんだよオッサン!!

マリちゃんはノルウェーから名古屋の大学へ留学生として来日しており、そこそこ緑地をジョギングするのを日課としているため、当然、普段から緑地をウロウロしている父とも何度かすれ違っていたらしい。
で、かわいいコだったので声をかけたということか。しかも大胆にも家に呼び寄せるとは。
よくこんな怪しげなオッサンについてきましたねと聞くと



「メイチャン、オオキクテ、カワイイカラ」
母国ノルウェーではハスキー犬が多く飼われていることもあり、マリちゃんはオッサンというより芽についてきたということらしい。
どっちにしろ、よくついてきたものだ。

「で、明日日本語の試験があるっていうからよ、オレが教えてやることになってな」

、じゃないと思うのだけれど。英語のみならず、日本語すら危うくなっているというのに。
それでもマリちゃんは終始楽しそうにオッサンからのテキトー日本語講座を受け、小倉サンドを食するのには激しく抵抗しつつも、帰り際には互いのメルアドまで交換し、次に日本に来る時のホームステイ先のホストに我が家がなることまで約束していた。


芽『あたしが取り持った縁、大事にしてよね~』





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☆長らく閉じておりましたコメ欄、開けてもいいですか?

| 父&芽日記 | 17:00 | comments:14 | trackbacks(-) | TOP↑

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