ご注意: お食事中の方には一部、不適切な表現が含まれておりますことをご了承ください。

先日、芽の雲子に血が混じっているのを見つけた。
ザベスを卒業したかと思ったら、今度は血便。
あわててその雲子を病院に持って行ったが、特に異常は見つからなかった。
「便が固くてちょっと切れただけでしょう。人間でもあるようにね」
血便が続くようならすぐ来るように言われたが、その後は快便そのものなのでひとまず大丈夫だろう。

その日の午後。
ひと月ほど前に受けた飼い主の健康診断の結果が郵送で届いていた。
どうも封筒に入っている書類が例年より厚い気がする。
嫌な予感がして急いで封を切ると、一枚の紙に目が止まった。
−大腸再検査のお知らせ−「……ハァん?」便潜血反応が陽性、つまり飼い主も血便していたのだ。
笑い話のようであるが、悲しきかな本当の話。
すぐさま近くの病院で受診したところ、大腸内視鏡検査をすることとなった。
二日間の食事制限と下剤による腸内清掃、そしてとどめに検査当日2リットルの下剤を飲み、腸内が空っぽになったところで検査開始。

胃の内視鏡検査とは違って麻酔もしないので、腸内を内視鏡がぐいぐい進んでいくのがわかる。
最初で最大の関門であるS字結腸を越えると、それほどの苦痛は感じなかった。目の前に映し出されるモニターを見ながら、ポリープがないことを祈り続けること15分。
「あなたの年ならポリープの1つや2つあってもおかしくないのに、なーんにもなかったよ」
「先生、じゃあ…」
「採取した際、便が固くてちょっと切れただけでしょう。いわゆる、切れ痔ね」

「…とまあ散々だったのよ。まったく、3月に
胃の検査したばっかよ?上から下から管入れられるなんて、33の時の厄が、一気に来た感じだよ」
と、友人に話したところ、
「てか、今年も厄年じゃんね」
「……ハァん??」女性の大厄は33歳だが、37歳も本厄だという。その前後が前厄・後厄となるので、とにかく30代はどっぷり厄に入っているといってもいいそうだ。
飼い主はあまりそういうものを気にするタイプではなく、大厄でさえその年も終わろうかという頃に思い出し、初詣のついでにお払いしてもらった有様である。

「あんた、改めて厄落としてもらったほうがいいって」
何事もなく平穏無事に過ごしている彼女の手首には、厄除けとされる水晶の数珠がキラリと光っていた。

芽『これ以上飼い主の厄のとばっちり受けるのイヤだし、あたしもお守り欲しい〜』
なにか、ザベスも血便も、飼い主のせいだと??
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ま、なんにせよ食物繊維が不足しているようで。

犬も、飼い主も。